桂馬蒲鉾公式ホームページ │ 100周年記念特設ページトップ │ オンラインショップ

100周年「わたしと桂馬」フォトメッセージ




原田英之様



私と桂馬蒲鉾
桂馬蒲鉾100周年おめでとう御座います。
今年森永製菓が100周年ですから桂馬蒲鉾は堂々の一世紀企業の仲間入りをされた次第です。
小生(75歳)と御社の御縁は祖父寅之助に始まりました。
伝聞で申し訳ございませんが寅之助は鞆で呉服店を起こし桂造さんは丁稚奉公から番頭さんになられ原田商店を支えて下さったと祖母から聞いていました。
残念ながら祖父は小生の生まれる以前に朝鮮で無くなってしまい桂馬の桂造さんの事を直接本人から聞く機会はありませんでした。
幼少時で詳しくは覚えていませんが、いまでも坊主頭にされていた桂造さんの和服姿を鮮明に覚えています。
きっと桂造さんは原田商店の番頭であったことを誇りに私どもに示されていらしたのだと御推察致します。
戦中戦後物資の無い中で桂馬蒲鉾を毎年送り届けて頂きました。
戦争中岡山から疎開先の母方の祖父の家まで山の中を数キロ歩いて届けて頂いたこともありましたので、祖母がお上がり下さいとお勧めしてもご遠慮されたことを思いだします。
物資の乏しい中にあって幼少期小生の身体が大きく成長できたのも桂馬蒲鉾のお蔭だと信じています。
その後桂造さんは鞆で祖母の葬儀や年忌の度、参会者にお弁当と竹篭入りの桂馬蒲鉾を持参され配られていました。
大変遅ればせながら有難く厚く御礼申し上げます。
何時の法事のときか覚えていませんが、小生が鞆のお寺から元の原田商店跡へ行ってみようとしたところ桂造さんに‘’やめなさい‘’と止められたことを思い出します。
私の推察ですが人手に渡ってしまったお店を三代目に見せたくなかったのでしょう。
御配慮に感謝しています。
幼少時のつたない思い出しか御座いませんが、桂造さんの生き方が今日の桂馬蒲鉾に受け継がれ100年の長寿の原動力になっている事と思います。
100周年と同時に待ちに待った御長男の誕生!
重ねがさねおめでとうございます。
これから先々桂馬蒲鉾のさらなる御繁栄をお祈りしています。
2013年10月2日
原田英之



●拡大してご覧いただけます>>>
原田英之様 作品



エピソード投稿作品 一覧を見る≫